2012年05月29日

懐かしいもの

なぜか急に思い出したこと。

戦闘機の風防ガラスをこすると、バナナのような甘い香りがするそうです。

昔、そんな話を聞いたことがあります。話してくれた人が、まだ子供の頃。戦争が終わりに近づいて、食べ物がなくて空襲があって、もう少し生まれるのが早かったら、学徒出陣していたかも、というお年の方です。

子供だから、当然おなかが空きます。でも何もない。そんなとき、誰が言い出したのか、いいにおいのする宝物、それが墜落した戦闘機の風防ガラスのかけらだったそうです。
服にこすりつけて、すぐに鼻に近づけるといいにおいがして、それで空腹をごまかしたと言っていました。

昔、駄菓子屋さんで売っていたガムのような、今からすれば安っぽい甘い香りだそうですが、その頃はそれがものすごい宝物で、見せびらかすとガキ大将に取り上げられてしまう、という話をしてくれました。


まだ私が小さい頃に聞いたことだったので、そんな不思議なガラスが自分もほしいな、とか、墜落した戦闘機というものが、そんなに身近にあったのか、というところに驚いていました。



唐突に思い出したからには、気になってしかたがない。さっそくぐぐってみました。
ガラスではなく、アクリルなのですね。そして、同質素材の「匂いボタン」なるものがあったこともわかりました。
インターネットってほんとに便利。

もしも手に入るものなら、同じように服にこすりつけて、60何年か前にその人がしたように鼻をくんくんさせてみたいなあ、と思ったのでした。
posted by 仁宮りん at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/56136970
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック